2006年05月28日

【お金になる英語 #044】 バフェットに学ぶ (2) The importance of who is CEO

こんにちは。楽しい投資研究所のSHOJIです。

今回もバークシャー・ハサウェイ社の2005年度アニュアル・レポートを取り上げます。
バフェット氏の投資哲学にリアル・タイムで触れ、学べる私たちは、投資家として
とてもとても幸運であると思うのです。


* バフェットに学ぶ (2) *

◆Today's pick up

"The importance of who is CEO"

It’s hard to overemphasize the importance of who is CEO of a company.

Before Jim Kilts arrived at Gillette in 2001, the company was struggling,
having particularly suffered from capital-allocation blunders.

In the major example, Gillette’s acquisition of Duracell cost Gillette
shareholders billions of dollars, a loss never made visible by conventional
accounting.

Quite simply, what Gillette received in business value in this acquisition
was not equivalent to what it gave up. (Amazingly, this most fundamental of
yardsticks is almost always ignored by both managements and their investment
bankers when acquisitions are under discussion.)

(Copyright (c) Warren E. Buffett/BERKSHIRE HATHAWAY INC. 2005 Annual Report/Page 15)


 バークシャー・ハサウェイ社のアニュアルレポートはこちらから入手できます。
  → BERKSHIRE HATHAWAY INC. http://www.berkshirehathaway.com/



▼Vocabulary
Jim Kilts (ジレット社のCEO)
struggle (奮闘する、もがく)
capital-allocation (資本配分、資本政策)
blunder (不注意による愚かしい過ち、失策)
conventional accounting (会計慣行)
yardstick (判断の基準、ものさし)



◇きょうのポイント(対訳ではありません)
【意訳】
いったい誰が企業の舵取りを行うかということの重要性は、いくら強調しても
し過ぎるということがありません。

2001年にジム・キルツがジレット社のCEOに就任するまで、この会社は誤った
資本政策からくる問題にもがき、あえいでいました。

顕著な例では、かつてジレット社がデュラセル社を買収した際、株主は数十億ドル
のコストを負担することとなりました。

ですが、そもそもこの買収によってジレット社は、支払った対価以上のものを
手にすることはなかったのです。

しかも慣行的に行われる会計処理上、(株主が負担することとなった)このコストは
表面に現れることがありません。

さらに驚いたことには、こういった根本的な問題(会計処理が必ずしも実態を反映
したものではないということ)が、経営陣や投資銀行家の間でほとんど無視されて
しまっているということです。


【SHOJI's コメント】
ジレット社はバークシャー社が1割弱の持分を有する企業でしたが、2005年10月に
P&G社へこの持分が売却されました。

すでにバークシャー社の手元を離れた企業ではありますが、バフェットはジレット社を
取り上げて、経営トップの重要性を強調しています。

バフェットは常々、安易な企業買収を批判し、また、必ずしも経営実態を反映しない
会計処理についても警鐘を鳴らしています。

会計は経営の実態を表してこそ、その役割を果たすものです。

ですが、現実問題として、残念ながらすべての企業活動を100%完璧に会計処理に
取り込むことは不可能です。

(会計のプロを名乗る私が、こう断言しなければならないのは残念なことです)

だからこそ経営者は、会計上のからくりに惑わされることなく、決算書に表れる数字の
向こう側に実態を見、真に株主のためになる経営を実践しなければならないものである
はずです。

それには経営のプロとしてのスキルと同時に、人間としての誠実性が不可欠となります。

投資家もまた同時に、そんな優れた経営者を見抜くための目利き力を持たねばなりません。

投資力とは、優れて誠実な人物を見抜く目利き力でもあるのです。



■書籍「決算書投資術」 読者の声

読者さんから熱烈なおたよりをいただきました。ご紹介します。
ここまで熱く読んでくださる方がいるのですね・・・
正直、深い喜びを覚えました。著者冥利に尽きるとはまさにこのことです!
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はじめまして、こんにちは。本(決算書投資術)読みました。
そして大変共感しました!

前半から中盤にかけては「ふんふん、そうそう、そうなんだよ」ってな感じで、
他のバリュー投資本と同じように読んでました。第六章での財務書表のところ
では、「全く勉強してない人にはわかんないだろうなぁ」と。

そして第七章。電車の中で読んでて、目的地についたんですが、とにかく続きが
読みたくて、寒い中、田舎の駅のベンチで最後まで読みました。

正直びっくりしました。わくわくしました。

それはあまりにも共感できる、そして自分が目指している哲学だったからです・・・
 → 続き http://www.1toushi.com/book/review.htm
(M.Fさん/20代/男性)
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 (テクニックよりも感性を磨こう)
  決算書投資術 → http://tinyurl.com/79axc
posted by SHOJI at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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