2005年12月10日

【お金になる英語 #042】 米ドル独歩高、その理由

◇きょうのポイント(対訳ではありません)

米ドルがユーロや円、英ポンドに対して2年来の高値をつけている。

このところの「驚きのドル高」の立役者は、中東のオイルマネー。

原油価格は2001年から170%の上昇を見せ、現在25年来の高値水準にある。

そしてこの5ヶ月ちょっとの間に、OPEC(石油輸出国機構)構成国の預金
残高に占める米ドルの割合は、61.5%から69.5%に跳ね上がった。

原油高で産油国に流れたマネーが、米ドルに還流しているという構図。

ではなぜ今ドルなのか?

「金利差が主な要因」という説が有力。

たとえば、超低金利の日本円で資金を調達し、それをドル建ての運用にまわす
ことで差益を得る。

この思惑をベースに、円売りドル買いが継続しているというもの。

ただし、米ドルの対ユーロ高は「米欧間の金利差では説明しきれない水準」
(2005/12/08 日経)にある。

さらにアメリカが抱える「双子の赤字」問題は依然として米ドルの先行きに
影を落とす。

ゆえに「ドル高は長く続かない、ユーロはやがて反発するだろう」という
見方が大勢を占める。

しかし日本円の反発はほとんど期待されていない。

なぜなら、ゼロ金利政策・量的緩和政策の見直しはまだまだ先の話と見られて
いるから。

量的緩和策という「異常な対応」(福井日銀総裁)が続いているのは、日本経済の
足腰に自信を持てない日本国民の集合的な意識が反映しているのかもしれない。

自信を失った国の通貨が評価されることは少ない、ともいえると思う。



□[Flash!] Related headlines (関連記事見出し)

・NZ rates raised to 7.25% (Dec 9 2005/FT)
[プチ訳] ニュージーランド中央銀行が金利を7.25%に。

・Inflation fears fuel surprise S Korean rate rise (Dec 9 2005/FT)
[プチ訳] インフレ懸念から韓国中央銀行も利上げ。3.75%に。

・Cold weather forecasts help fuel prices hot up (Dec 9 2005/FT)
[プチ意訳] アメリカに厳冬予報。さらに原油高進むか?

・Koizumi in deflation meeting with BoJ (Dec 9 2005/FT)
[プチ意訳] 小泉首相が日銀幹部と会合。プレッシャー強める?

・量的緩和 来春解除の姿勢/日銀総裁「重要な局面迫る」(Dec 9 2005/日経)

・ドル、来年は下落 (バンカメ為替戦略責任者)/米経常赤字が焦点
 (Dec 7 2005/日経金融)



■『決算書投資術』(庄司卓矢著)読者さんの声

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『最高の投資対象は自分自身』というフレーズに感銘を受けました。
(福井県/34歳/男性)

「投資の知恵」にあたる部分には感銘を受けました。おとぎ話や「賢明なる
投資家」達の言葉を交えており、非常に分かりやすく、一気に読み進められました。
いろいろと感銘を受け啓蒙されましたが、適切な「問い」を発することが
大事だという箇所では、はっとさせられました。日々の株価の上下を気にして
いて、株式投資を楽しんでいない自分に気がつくことができました。
(東京都/32歳/男性)
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いちばん訴えたいことを読み取っていただけて、とても嬉しいです。
著者冥利に尽きるとはこのことですね!(庄司)



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▽編集後記

ちょっとした仕事で、愛知県豊橋市に来ています。

しかし、当初宿泊予定だったホテルが例の耐震強度偽装問題で営業停止と
なってしまいました。(まさかこんな形でわが身に降りかかってくるとは!)

で、急きょクライアントさんが市内のホテルを用意してくれたのですが、
私はいま潜水艦乗務員の気分です。

つまり(率直に言って)暗くて狭いチープなホテルなので、チェックイン
して以来、なんだか気分が落ち込みがちなのです。

しかし人生なにごとも、心の積極性次第です。(by 中村天風師)

ここで私はある仮定の中に身を置くことにしました。

つまり、私はいま潜水艦の乗務員となった、という設定です。

潜水艦であれば、暗くて狭いのは当たり前のことです。

そして潜水艦でこの広さの部屋を割り当てられるということは、もはや
艦長レベルです。

狭いながらも湯水だけはふんだんに使えるという恵まれた環境です。

しかも命が危険にさらされることは多分ないでしょう。

かの「やまと」海江田艦長以下、乗務員達の立場を考えたら、これほど
恵まれた環境もありますまい。



…………ふと我に返って悲しくなるのが玉にキズです。



今日もお仕事、がんばりたいと思います。(SHOJI)


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(裏)
いくら「潜水艦気分」でも、やはり足を伸ばして湯船に浸かりたい……
そう思ってサウナに入って来ました。サウナ最高。

posted by SHOJI at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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